
先日の水晶発振器に続いて、今度は、セラミック共振子の発振器です。
こちらは、発振周波数を動かすことが求められているため、
まずは、ブレッドボードでお試しです。

発振自体は問題はないようですが、狙い通りに周波数可変させるためには、
ちょーっと、手間取りそうな感じですねぇ。
こちらは、意図的に、fTの低い石を使っています。

イメージはこんな感じです。
左側は普通の水晶発振回路(VXO)ですが、最近は、水晶やセラミック共振子に
あらかじめキャパシターをつないだものが多く、それを模しています。
三端子のものがそうですが、ちょっと試したところでは、
目的によっては、無視して浮かしておいてもいいみたいです。
同梱のキャパシターは、発振回路に使われるためにあるのですから、
右側のように、発振の役割に供してみたところ、
VXOではなく、単純に片方をグランドに落とすなら、
部品節約にもなり、問題なく発振しました。
ただ、VXOとして周波数を可変しようとすると、なかなか手強く、
多少は動かすこともできるものの、思ったほどは動きませんでした。
左側の回路なら、16MHzのセラミック共振子で、1MHzぐらいは
簡単に動きました。定数を工夫すれば、もっと動くでしょうね。
もちろん、安定性などは、どんどん悪くなるでしょうが〜。
部品数やスペースを節約するために右側で工夫するなら、
Caを大きめにしないと、へたをすると発振が止まります。
また、可変範囲も広がりにくいです。
部品の足の長い、ブレッドボードでのテストなので、
まだ、全然、ベストの定数は見つけられていませんが、
今回、考えている周波数可変範囲は、50kHz程度で十分で、
(多分、必要はないが)最大でも500kHz程度なので、
無理なく、適値を見つけられると思われます。