現在は真庭市ですが、真庭郡久世町という方がなじみかな。
真庭市と言われても、「真庭市のどこ?」「久世町だよ」と、
2年以上前に廃止された町名を出さないとイメージできないし〜。
映画「ALWAYS・三丁目の夕日」の1作、2作に登場。
でも、この校舎は、明治40年の建物ですけどね。
平成2年まで現役で使われていたのがすてき。
管理している久世エスパス振興財団は、隣の建物です。
本当は、エスパスの楽屋を借りたかったのですが、
教室での更衣を強く指示され、やむなく承諾。
(教室は無料ですが、荷物の持ち込みとブーツ装着が大変〜)
この窓際の写真は、その更衣に使った教室のものです。
もの想う女学生?
2階建て1棟のみなので、教室は多くありません。
懐かしの給食イベントなどに使われる現代の机・椅子のある部屋、
何もおかれていない部屋、古い2連机の置かれた部屋、
(更衣に使った放置気味?の部屋)などがあります。
りこの時には、古い2連机の写真を撮ったのですが、
今回、後回しにしようと思っていて、つい、忘れてしまいました。
平成2年まで使われていたので、当時の学級目標の額も
そのままイメージとして残されています。
そして、2階の講堂。これは、なかなかのものです。
明治40年当時、莫大な予算を使って建てたそうですが、
なるほどなぁ、という感じです。
階段は、とても低いです。 小学生は何とかなるでしょうが、
背の高い先生は、油断すると頭を打つでしょう。
回り階段というのも趣はありますが、気をつけないとね。
足踏みオルガンは、普及品ではなく高級品のようです。
ここでは、わこ先生という雰囲気に見えますか?
旧遷喬尋常小学校では、時期によっては、懐かしの給食を
食べさせてもらえる行事が開催されています。
この日のように、昭和30年代のメニューは、鯨の竜田揚げ。
当時は、牛肉の給食などなく、鯨はよく食べましたね。
校庭は、そのまま広場になっています。
3枚目の写真の左端に見える、校舎の床下の換気穴は、
アーチ上になっていて、珍しいものだそうですよ。
矢絣+紫袴+ブーツと、大正時代の女学生風にもしてみました。
明治末から大正、昭和、平成と使われてきた校舎を前にして、
なかなか素敵な写真でしょう?