
菩提寺は、7世紀末頃に役の行者が修験の行場として開き、
奈良時代には、僧行基が十一面観音菩薩の像を刻んで中堂に安置されました
平安時代には、浄土宗の開祖、法然上人が若い頃に修行されたところです

一帯は長きに渡って繁栄したものの、南北朝時代に焼き討ちにあい
以後、江戸時代に入って世相が安定するまでは、荒れていたらしいです

その後、徐々に復興されていったものの、火災で再び焼失、
明治なってから地元の人たちの努力で本堂が再建され、今に至るそうです

現在も、本堂の改築や参道の整備が進められており、もうすぐ完成のようです
工事のために参道の階段は通らないように書かれていましたが、
大イチョウの方から本堂の外観を見せてもらいに近づくことはできました

こちらには、国指定の天然記念物の大イチョウがあります
参道から少し奥に入ったところにそびえています

ね、大きいでしょう? え、そうは見えないですか?
実際に現地に立つと、見えた途端に「うわぁ〜」と声がでるのですけど〜


こういう比較ではどうですか? 大きさが見えてきました?(^_^)
この大イチョウは、勢至丸(法然上人の幼名)さまが植えられたと伝えられています

これならどうでしょうか?
実は、近づきすぎると、高さが見えてこないのですけどね〜

幹まわりはこんな感じです、かなり大きいことは分かっていただけますよね
まだ分からない〜と意地悪をいう方は、ぜひ、ご自分の目で確かめてくださいね
初めて来させていただきましたが、とてもすてきでした

新緑から黄葉のシーズンまで、お日様があたっている方がすてきなので、
できるだけお昼前後に来るようにされるといいと思いますよ

参道や駐車場近くにも鮮やかな紅葉は見られました


少し階段や坂道はありますが、駐車場はそんなに遠くはないので
気軽に見に行かれてはどうでしょうか?
うーん、奈義町が少し遠いといわれると辛いところですね
JRからはずいぶん離れているので、車を利用される方がいいです

駐車場脇には、町指定の天然記念物「山梨」もありました
見落としましたが、大イチョウの近くに広葉杉もあるようです
寺務所にはどなたもいらっしゃらなかったようです。
少し前に、別件で町役場には連絡を入れており、この日は、偶然、役場の方たちが
いらっしゃいました。(黄葉具合の確認とライトアップの準備とか?)
帰りがけに奈義駐在所に寄って報告しておきました。